【世界5大腕時計】腕時計の歴史と世界の5大腕時計とは?

腕時計の歴史


今は当たり前に持っている腕時計(wristwatch)だが、

元々は腕時計はほとんど使われていなかった。

時計は置時計や掛け時計など、クロック(clock)と呼ばれるものが多く、

持ち歩くために始めに作られたのは、おじいちゃんが持っているような、懐中時計だった。

 

今では懐中時計といってもすぐにそのもの自体を思い浮かべられる人は少ないかもしれない。

特に若い世代には懐中時計というものを見たことがない人も多いだろう。

 

昔はこの懐中時計が持ち歩き用の時計だったが、

(今でもオシャレで持ち歩いている人もいるが)

時刻を確認しようとすると、わざわざポケットから取り出す必要がある事と、

風防ガラスを保護するための金属製の蓋が付いたものの場合は、

蓋を開ける動作も必要になる、そのため、必ずどちらかの手を使わないといけない。

そうすると何か行動中に時刻を確認する場合作業を止める必要があった。

 

そこで、開発されたのが、手首に巻くタイプの時計、いわゆる現在の腕時計だ。

腕に巻き付けることで、時刻を確認する動作は一瞬になり、さらにどちらの手と指も使用可能な状態になった。

 

腕時計の歴史は19世紀からといわれており、1960年代や70年代は特に進化したものが製作されだしてくる。

当初は大富豪や王族などが、職人に作らせることが多く、

1810年にナポリの王妃がアブラアム=ルイ・ブレゲに腕に装着可能な時計を注文したとされている(Wikipediaより参照)

1900年、世界で初めて一般向けに腕時計を作ったのがあの有名な【OMEGAオメガ】だ!

 

その後、1906年にカルティエの『サントス』1号が完成し、男性用に販売され人気となった。

もちろん日本が世界に誇る時計メーカー『SEIKO』も腕時計の開発を進めていた。

1913年当時の服部時計店(現セイコーホールディングス)が日本初の国産腕時計『ローレル』を発売した。

日本精巧な技術は海外でも高く評価されており、

現在でも数々の大会の記録をする時計にはSEIKOブランドの時計が使用されていることが多い。

オリンピックで公式時計として採用されたことで一躍日本の時計が有名となった。

 

また腕時計の種類には、『手巻き腕時計』『自動巻き腕時計』というものがある。

手巻き腕時計とは、ゼンマイ式ともいい、腕時計の竜頭をまくとゼンマイが巻き上げられその力で、テンプが回転し秒針が進む。

自動巻き腕時計は時計内部にある半円形のローターが回転しゼンマイを巻き上げることができるもので、装着しているだけで自動的に秒針が進む。

 

技術は今でも進んでおり、たくさんの腕時計が登場している。

防水性のものや太陽光発電式の時計もある。

 

ただ、現在ではスマートフォンが登場し携帯電話で時計が確認できるため、

腕時計をしない人が増えているのも事実だ。

 

そこで、色々な機能を時計につける事で時刻確認だけでないメリットを付けていたりもする。

例えば、ストップウォッチ機能や、潮の満ち干を表示するもの、体温を表示するものや、

電話番号を登録できるもの、また最近では米Apple社が開発した、

『アップルウォッチ』なども最先端の技術が使われており、ネット環境やPCとの同期など、

様々なことが可能になっている。

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世界の5大腕時計とは?


 

それでは世界で最も有名な5大時計を見ていこう。

歴史ある時計ばかりで、超高級な時計ばかりだ。

やはり時計の歴史が古いスイスのブランドがほとんどだ。

 

まず一つ目が、王者といわれている

【パテック・フィリップ(PATEK PHILIPPE)】

スイスの高級時計メーカーの一つで、世界三大腕時計の一つにも数えられている。

創業以来約160年もの間ずっと作り続けられているというマスターピースは時計界の最高峰として君臨し、

ジュネーブシールを無条件で刻印することを許されている唯一のブランドです。

また、パテック・フィリップは地球上の他のどの時計より完璧に近い時計ともいわれています。

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【創業】

1839年

【生産国】

スイス

【価格帯】

200万前後~5億2200万

 


 

【ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)】

二つ目がこのヴァシュロン・コンスタンタン。(以前はバセロン・コンスタンチンとも呼ばれていた)

名前がとても読みにくいのですぐに覚えてしまいそうな時計ですが、

こちらも世界三大腕時計の一つに数えられている高級ラグジュアリー時計です。

なんと創業260年の歴史があり世界最古の時計メーカーです。

 

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【創業】

1755年

【生産国】

スイス

【価格帯】

200万前後~1億5000万

 


【オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)】

そして世界三大腕時計の最後はこのオーデマ・ピゲです。

どれもスイスばかりで、やっぱりかと思われるかもしれませんが、

やはりスイスは素晴らしい時計職人がそろっているという事ですね。

代表的なモデルとしてロイヤル・オークがあります。

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【創業】

1875年

【生産国】

スイス

【価格帯】

200万前後~6500万

 


【ブレゲ】

アブラアム=ルイ・ブレゲがフランスパリで創業した、時計メーカー。

一流の高級時計であるブレゲだが、実は何度も売却や買収などにあい、

色々なブランド傘下に入っている。現在は世界最大の時計メーカースウォッチグループの傘下である。

ブレゲの広告ではナポレオン・ボナパルトが顧客だったと謳っている。

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【創業】

1775年

【生産国】

スイス(創業時はフランス:パリ)

【価格帯】

100万前後~6100万

 


【ランゲ & ゾーネ(A. Lange & Söhne)】

世界5大腕時計の中で唯一スイスではない時計メーカーのランゲ&ゾーネ。

ドイツを本拠地に置くブランドで、ザクセン王国の宮廷時計氏だったフェルディナント・アドルフ・ランゲが、

失業対策として始めた時計技術の伝授から始まった会社だ。

ランゲ&ゾーネという名前はランゲとその息子たちという意味。

 

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【創業】

1815年

【生産国】

ドイツ

【価格帯】

200万前後~4000万

 

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