【静岡】JR東日本社員、駅員に暴行容疑で逮捕
JR東日本社員、職務乗車証のトラブルで逮捕
【職務乗車証】という言葉は、あまり一般の人にはなじみがない言葉だと思うが、
簡単に言うとJRの職員などが持つことを許されている乗車券の事だ。
この乗車証を持っていると、JR東日本管内を無料で乗れるというとても便利なもの。
もちろん一般の人は持つことができないので、ほとんど見る事もないだろう。
そんな職務乗車証が引き金となった事件が8月24日起こった。
場所はJR三島駅(静岡県三島市)近く。
事件を起こしたのは、JR東日本社員の西尾俊治容疑者(55)
三島署によると西尾容疑者は、24日午後5時20分ごろ、
三島駅近くの路上で、三島駅員(20)の胸などを両手で十数回突いた疑いがある。
西尾容疑者は三島駅で、熱海―三島間の運賃を現金で払って改札を出ようとした。
駅員から「どこから乗ったのか確認できない」と呼び止められたが、
そのまま改札を出て、追いかけてきた駅員に説明を求められると、
怒って胸を突いた、と署はみている。署の調べに対し、
西尾容疑者は「(熱海から東京側に2駅の)真鶴駅から乗った」と説明しているという。
この時、西尾容疑者は「職務乗車証」を携帯していなかった。
そのため現金を支払って改札を出ようとしたのはわかるが、
いくらJR東日本の社員だからと言って、自分が乗った駅をしっかりと駅員に説明せず、
改札を出て立ち去ろうとしてはいけない。
もちろん、被害にあったJR東海の駅員はまっとうに仕事をしているだけなので、
正しい行動をした言える。
逆に同じJRの職員だからと言って、ここでテキトーにされていて困るが、
どのようなやり取りがあったにせよ、呼び止められて説明を求められただけで、
怒って相手の胸を突いたりしてはいけない。
JR職員や地下鉄職員などの不祥事も続く中、
事件になるはずのないことが事件にまでなってしまうのが少し悲しい。